諏訪敦彦が日本映画としては「H story」以来、18年ぶりに監督を務める本作は、岩手県大槌町の小高い丘の上に置かれた“風の電話”をモチーフにした作品。死別した従兄弟ともう一度話したいという思いから佐々木格氏が2011年に自宅の庭に設置したこの電話はさまざまなメディアに取り上げられており、3万人にものぼる人々が訪れている。 映画では、モトーラ演じる少女ハルが主人公に。ハルが広島から故郷の岩手に戻り風の電話にたどり着くまでの道程を通して、傷付いた心の救済を描く。ハルと行動をともにする森尾を西島が演じ、旅の途中でハルと出会い彼女に影響を与える重要な人物の役で 详情